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ロイコボリン(ホリナート)-UFTの作用増強


ロイコボリンは抗がん剤の効果を高める目的で使います。ロイコボリン自体には抗がん作用はありません。

UFT(テガフール・ウラシル)と併用することで、UFTの効果を高めます。食事の影響を受けるため、食事の前後1時間を避けて服用します。


【薬剤師のコメント】5-FUおよび類薬の作用を増強します。日本ではUFTと組み合わせるホリナート・テガフール・ウラシル療法としての使用が認可されています。

TS-1との組み合わせは禁忌です。TS-1の一成分であるギメラシルにはテガフール(5-FUのプロドラッグ)の作用を増強させる働きがあるため、そこにロイコボリンを併せて使えば、作用および副作用が極めて強く発現する恐れがあり非常に危険です。

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ホリナート・テガフール・ウラシル療法の作用を増強し副作用の軽減が期待できます。がんの治療の悩みなどお気軽にご相談ください。


ロイコボリンのより詳しい情報はリンク先でご覧になれます。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構


【成分名】

ホリナートカルシウム

【商品名】

ロイコボリン

【効能・効果】

ホリナート・テガフール・ウラシル療法

結腸・直腸癌に対するテガフール・ウラシルの抗腫瘍効果の増強

 【警告・注意事項】

ホリナート・テガフール・ウラシル療法は、テガフール・ウラシル配合剤(UFT)の細胞毒性を増強する療法です。本療法に関連したと考えられる死亡例があります。 

本療法において重篤な下痢が起こることがあり、その結果、致命的な経過をたどることがあります。 

本療法において劇症肝炎等の重篤な肝障害、重篤な骨髄抑制が起こることがあり、その結果、致命的な経過をたどることがあります。 

本療法とテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(TS-1)との併用により、重篤な血液障害等の副作用が発現するおそれがあります。

下痢、重篤な骨髄抑制、重篤な感染症がある方には使えません。

TS-1を1週間以内に使用した方は使えません。

【副作用発現率】 →抗がん剤の副作用

<国内臨床試験>

本療法(UFTとの併用)の承認時の国内臨床試験における副作用評価可能症例数は44例であり、副作用発現率は95.5%(42/44例)でした。主な副作用は下痢38.6%、食欲不振31.8%、倦怠感29.5%、白血球減少25.0%、赤血球減少50.0%、血小板減少4.5%、ALT(GPT)上昇36.4%、口内炎34.1%、悪心29.5%、色素沈着18.2%、好中球減少27.3%、ヘマトクリット値減少40.9%、AST(GOT)上昇29.5%、総ビリルビン上昇47.7%

<外国臨床試験>

本療法の承認時の外国臨床試験(ブリッジング試験)における副作用評価可能症例数は45例であり、副作用発現率は100%(45/45例)でした。主な副作用は、下痢68.9%、倦怠感66.7%、悪心64.4%、嘔吐31.1%、腹痛26.7%です。

【奏効率】

国内臨床試験>

ホリナート・テガフール・ウラシル療法の国内臨床試験における結腸・直腸癌に対する奏効率は36.4%(16/44例)でした。

外国臨床試験>

ホリナート・テガフール・ウラシル療法の外国臨床試験(ブリッジング試験)における結腸・直腸癌に対する奏効率は34.1%でした。

【生存期間中央値】

生存期間 生存期間 病勢進行までの期間 病勢進行までの期間
UFT/LV注1) 5-FU/LV注2) UFT/LV 5-FU/LV
中央値(月) 12.4 13.4 3.5 3.8

注1)LV:75mg又は90mg/日とUFT:300mg/m2/日(テガフール相当量)を併用連日28日間経口投与し、その後7日間休薬を1クールとする
注2)LV:20mg/m2/日と5-FU:425mg/m2/日を週5日間連日静脈内投与し、その後23日間休薬を1クールとする

生存期間 生存期間 病勢進行までの期間 病勢進行までの期間
UFT/LV注3) 5-FU/LV注4) UFT/LV 5-FU/LV
中央値(月) 12.2 10.3 3.4 3.3

注3)LV:90mg/日とUFT:300mg/m2/日(テガフール相当量)を併用連日28日間経口投与し、その後7日間休薬を1クールとする
注4)LV:20mg/m2/日と5-FU:425mg/m2/日を週5日間連日静脈内投与し、その後30日間休薬を1クールとする


モノリスのホームページでは専門的な情報もお伝えしています。疑問点は薬剤師などに確認して下さい。医療用医薬品を自分だけの判断で開始、中止、用量変更すると危険な場合があります。



ゾリンザ(一般名:ボリノスタット)は2011年7月に承認されたばかりの抗がん剤です。ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の酵素活性を阻害するという、新しいメカニズムを持っています。

HDACを阻害するとコンパクトに折りたたまれているDNAが緩み、がん抑制遺伝子を含む遺伝子発現が増加します。すると細胞の分化やアポトーシスが誘導され、腫瘍増殖が抑制されると推測されています。ですが詳細な作用機序は解明されていません。
 ※ヒストンとはDNAが巻き付いているタンパク質です。延ばすと2mもあるDNAを、わずか10μmという核内にコンパクトに収納するのに役立っています。
※ヒストン脱アセチル化酵素は、そのヒストンへのDNAの巻き付きを強める働きがあります。


【薬剤師のコメント】
ヒストン脱アセチル化酵素阻害作用という、いままでにない新しい作用機序を持った抗がん剤です。(ですが古い抗てんかん薬のバルプロ酸にも、ヒストン脱アセチル化酵素阻害作用があることがわかっています。)
ヒストンへのDNAの巻き付きはヒストンアセチル化酵素とヒストン脱アセチル化酵素によって制御されていますが、がん細胞ではそのバランスが崩れています。ゾリンザはそのバランスを正す方向に導き、抑制されていた遺伝子の転写を誘導します。
そして細胞増殖抑制、アポトーシス誘導、転移抑制、血管新生抑制などにより抗腫瘍効果を発揮すると考えられています。
しかし新しいメカニズムであるが故、未知の副作用の発現に対して注意が必要な薬です。

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ゾリンザの作用を増強し副作用の軽減が期待できます。がんの治療の悩みなどお気軽にご相談ください。


ゾリンザのより詳しい情報はリンク先でご覧になれます。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

https://www.pmda.go.jp/


【成分名】

ボリノスタット

【商品名】

ゾリンザ

【効能・効果】

皮膚T細胞性リンパ腫

【警告・注意事項】

重度の肝障害では血清中濃度が上昇する恐れがあるので使用しない。

【副作用発現率】

国内臨床試験。皮膚T細胞性リンパ腫を対象とした第I相臨床試験では、6例中6例(100%)に副作用が認められました。主な副作用は、悪心及び血小板減少症が各4例、高ビリルビン血症及び嘔吐が各3例、下痢、頭痛、高血圧、倦怠感、高クレアチニン血症及び発熱が各2例です。

海外臨床試験。海外で実施された2つの臨床試験において、皮膚T細胞性リンパ腫患者86例中80例(93.0%)に副作用が認められました。主な副作用は、下痢46.5%、疲労45.3%、悪心38.4%、食欲不振34.9%、血小板減少症25.6%、味覚異常23.3%です。

重大な副作用 

肺塞栓症4.7%、深部静脈血栓症1.2%、血小板減少症25.6%、貧血12.8%、脱水症状1.2%、高血糖4.7%、腎不全(頻度不明)

【奏効率】

海外前期第II相試験における奏効率は30.8%です。国内第I相試験では奏効率は0%でした。

海外後期第II相試験
(74例)
国内第I相試験
(6例)
ステージ 2b以上 2b以上
奏効率 全体 29.5%(18/61) 0%(0/6)
 菌状息肉症 25.8%(8/31) 0%(0/6)
 セザリー症候群 33.3%(10/30) 対象なし

【生存期間中央値】

添付文書には記載がありません。


モノリスのホームページでは専門的な情報もお伝えしています。疑問点は薬剤師などに確認して下さい。医療用医薬品を自分だけの判断で開始、中止、用量変更すると危険な場合があります。


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