5-FU(フルオロウラシル)-大腸がん等
- 更新日2024年01月12日
- _がんニュース/がん治療・治療薬情報
5-FUは歴史の古い抗がん剤のひとつで、様々ながんに使うことができます。フッ化ピリミジン系、代謝拮抗薬と呼ばれるタイプに属します。注射、錠剤、軟膏の剤形があります。 【薬剤師のコメント】5-FUをもとにした、より強力な類薬(ユーエフティー、ティーエスワン、ゼローダ)が発売されています。効果で劣る5-FUは他の抗がん剤と組み合わせて使われることが多いです。 様々ながんの適応を持つ5-FUですが、高い奏効率を示すわけではありません。 ソリブジン事件について。5-FU(および類薬)とソリブジン(抗ウイルス薬)との相互作用で15人の方が亡くなりました。ソリブジンが5-FUの代謝を阻害し、毒性を増強させたためです。 5-FUを使った化学療法について。 大腸がん FOLFIRI(フォリン酸+5-FU+イリノテカン) 大腸がん FOLFOX(フォリン酸+5-FU+オキサリプラチン) 【モノリスからのお知らせ】メール相談をご利用ください 5-FUの副作用を軽減し相乗効果も期待できます。がんの治療の悩みなどお気軽にご相談ください。
5-FUのより詳しい情報はリンク先でご覧になれます。 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 https://www.pmda.go.jp/
【効能・効果】 下記諸疾患の自覚的および他覚的症状の緩解 消化器癌(胃癌、結腸・直腸癌)、乳癌、肝癌、膵癌、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌 食道道癌、肺癌、頭頸部腫瘍は、他の抗悪性腫瘍剤又は放射線と併用することが必要です。 【警告・注意事項】 メトトレキサート・5-FU交代療法、レボホリナート+5-FU療法の治療中に亡くなった方がいます。危険を伴う併用療法なので一定期間は医師の監督が必要です。 TS-1とは併用しません。副作用が強まり危険です。切り替えるにしても8日以上の間隔が必要です。 【副作用発現率】 →抗がん剤の副作用
- 承認時及び使用成績調査において、副作用発現率は32.9%でした。主な副作用は食欲不振13.3%、白血球減少9.6%、嘔気8.3%、貧血4.9%、嘔吐4.0%、血小板減少4.0%、下痢3.7%、口内炎2.3%等であった。
対象疾患 | 有効率(有効例/判定可能例) |
---|---|
胃癌(消化器癌) | 承認時20.1%(28/139) 承認後17.1%(12/70) |
結腸・直腸癌(消化器癌) | 承認時29.0%(9/31) 承認後26.7%(8/30) |
乳癌 | 承認時28.9%(11/38) 承認後18.2%(4/22) |
子宮頸癌 | 31.8%(14/44) |
モノリスのホームページでは専門的な情報もお伝えしています。疑問点は薬剤師などに確認して下さい。 医療用医薬品を自分だけの判断で開始、中止、用量変更すると危険な場合があります。
監修医師 藤沼秀光(医学博士) <藤沼医院 院長、栃木県警察医>
大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。
学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員
がんニュース/がん治療・治療薬情報