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印刷会社の胆管がん発症率が極めて高く、実態調査へ

大阪市の印刷会社で校正印刷部門に平成3~15年までの間に勤務していた男性33人のうち、少なくとも5人が胆管がんを発症し、うち4人が死亡していました。発症年齢が25~45歳と若く、発症率は日本人男性平均の数百倍という異常さです。 東京、宮城の印刷会社でも胆管がんの発症報告があり、近く厚生労働省は全国調査に乗り出します。 まだ因果関係は解明されていませんが、洗浄剤中の有機溶剤が原因との指摘があります。大阪の印刷会社では発がん性の疑われる「1,2-ジクロロプロパン」と「ジクロロメタン」を10年前まで使用しており、それを防毒マスクなしで扱っていたと従業員は証言しています。 胆管がんは癌の中でも治癒が難しく、治療後の予後も良くありません。今回の事件の因果関係が明らかになれば、アスベスト中皮腫(肺がん)問題のように大きな社会問題に発展する可能性があります。 総務省の統計では、全国には印刷会社が約1万8千社あり、校正印刷を主とする会社は約150社に上ります。
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員