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医薬品・医療機器等安全性情報No.283-サリドマイド、ドキソルビシン

医薬品・医療機器等安全性情報No.283に抗がん剤のサリドマイド(サレド)、ドキソルビシン(アドリアシン)の記載がありましたので、取り急ぎ抜粋にてお伝えします。
成分名 サリドマイド
商品名 サレドカプセル
変更内容 《使用上の注意(下線部追加改訂部分)》 [警  告] 深部静脈血栓症及び肺塞栓症を引き起こすおそれがあるので,観察を十分に行いながら慎重に投与すること。異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 [副作用(重大な副作用)] 深部静脈血栓症,肺塞栓症:深部静脈血栓症,肺塞栓症が発現又は増悪することがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 脳梗塞:脳梗塞があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 間質性肺炎:間質性肺炎があらわれることがあるので,咳嗽,呼吸困難,発熱等の臨床症状を十分に観察し,異常が認められた場合には,胸部X線,胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。 心不全,不整脈:心不全(うっ血性心不全等),不整脈,徐脈等があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
参考 直近約2年間(販売開始~平成23年6月17日)の副作用報告(因果関係が否定できないもの) の件数 ・脳梗塞:4例(うち死亡0例) ・心不全:3例(うち死亡0例) ・間質性肺炎:6例(うち死亡0例) ・肺塞栓症:3例(うち死亡0例) 関係企業が推計したおおよその年間使用者数:約3000人(平成22年8月1日〜平成23年7月31日) 販売開始:平成21年2月(サレドカプセル100)、 平成22年5月(同カプセル50)
成分名 ドキソルビシン塩酸塩
商品名 アドリアシン(協和発酵キリン)、ドキソルビシン(サンド)(日本化薬)
変更内容 《使用上の注意(下線部追加改訂部分)》 [副作用(重大な副作用)] 間質性肺炎があらわれることがあるので,咳嗽,呼吸困難,発熱等の臨床症状を十分に観察し,異常が認められた場合には,胸部X線,胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
参考 直近約3年間(平成20年4月1日~平成23年6月14日)の副作用報告(因果関係が否定できないもの)の件数 ・間質性肺炎:0例 関係企業が推計したおおよその年間使用者数:約2万5000人(平成22年) 販売開始:昭和50年3月(アドリアシン注用10)、平成22年11月(同注用50)
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監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員