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2010年人間ドック全国集計 「異常なし」は過去最低の8.4%

健康産業新聞から抜粋
 2010年の人間ドック受診者約308万人で見つかった「異常」は、前年2位だった「肥満」が最多になったことが、日本人間ドック学会が先月19日発表した調査結果でわかった。肥満だけでなく、健康度は15項目中12項目で前年より悪化。「異常なし」の割合は前年より1.1ポイントも減少して8.4%となり、過去最低となった。厚生労働省がまとめた2010年度の概算医療費は過去最高の36.6兆円に膨らんでおり、生活習慣病の「予防」はさらに重要性を増している。

薬剤師のコメント

人間ドックは体が異常な状態であることを教えてくれます。ですが人間ドックが病気を予防してくれるわけではありません。今回9割以上の人に何らかの異常が見つかっています。これははっきりいって非常事態です。 この事態を受けてひとりひとりが意識を高め、早急に生活の見直しに取り組まなくてはいけません。
「病気になったら病院へ行けば良い。」
「治療費は保険が面倒を見てくれる。」
という考えのままでは、増大する医療費に歯止めをかけられません。保険が効く効かないは個人の視点であって、国民医療費という大きな視点からは意味がありません。保険制度はけして値引き制度ではなのです。
今回は人間ドックの結果ですが、ドックを受けてない人たちの中の「異常」の割合も相当に高まっていると思われます。
「異常」の割合が10%ならば、みんなで支えることができます。ですがもし50%を超えていたら・・・、支えるという表現すら不適切でしょう。
まずは病院や保険に頼り過ぎないこと。
本当の健康は自分たちで手に入れるしかないのです。
食事や運動で生活習慣病やがんを減らせることは明らかになっています。今日から取り組みましょう。私たちもサポートいたします。
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員