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がんニュース/がん治療・治療薬情報

フランスでアクトス(および配合剤)に膀胱がんの発生リスク

フランスでアクトス(および配合剤)に使用制限が出ました。 【薬剤師からのお願い】 この情報をもとに自分の判断だけで服用中止、服用量の減量を行わないようにしてください。今後の服用については主治医と相談してください。 アクトスとは、1日1回の服用でインスリン抵抗性を改善し、膵臓に負担をかけることなく血糖値を下げる2型糖尿病治療剤。世界約100ヵ国で販売され、メトホルミンとの合剤や、グリメピリドとの合剤も販売しています。 2010年度売上高 3,879億円 以下はアクトスのメーカーである武田薬品工業からの文章です。 患者様へ アクトス、メタクト、ソニアスに含まれる成分に関するフランスの措置について 患者様に服用いただいております糖尿病治療薬「アクトス」、「メタクト」、「ソニアス」に含まれる成分(ピオグリタゾン塩酸塩)につきましては、このたび、フランスで実施された調査において、膀胱がんのリスクがみられたことから、フランス国内において新たな患者様への処方を控えること、また、服用している患者様においては服用を中止すべきではなく、主治医と相談するよう、行政当局から通達がありました。 現在、弊社においてもこれらの薬と膀胱がんとの関連性について検討しており、現時点においては明らかな関連性は示されていません。 弊社では、現在得られている情報を医師、薬剤師の皆様と共有しております。 つきましては、今後の治療方針に関しては、主治医の先生とご相談いただき、くれぐれもご自身の判断で薬の使用を中止しないようお願い申しあげます。 なにとぞ、ご理解たまわりますようお願い申しあげます。 平成23 年6 月 武田薬品工業株式会社 [add_post_attention]
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員