モノリスニュース
がんニュース/がん治療・治療薬情報

いよいよ”免疫”の時代がやってきた!!

今年のノーベル生理学・医学賞は本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大学特別教授に贈られることが決定しました。本庶教授は免疫を抑制する働きを持つ分子「PD-1」を発見し、人間がもともともっている免疫力を活性化させることでがんを治療する「がん免疫療法」に道を開き、この功績が高く評価され、今回のノーベル賞受賞につながりました。 現在、がん治療はがん細胞を直接攻撃する外科手術、放射線療法、化学療法が一般的ですが、「がん免疫療法」は、これらの発想とはまったく異なり、人間がもともと持っている免疫力を高めてがん細胞を抑制するやり方で、第4の「がん治療法」とまで呼ばれています。 今回のノーベル賞受賞のニュースは「免疫は普段の健康維持のみならず癌治療の分野でも大いに関係がある」ということを広く一般の方に知っていただくきっかけになったのではないかと思います。