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人工知能(AI)「ワトソン」は、がん診断が可能か?

今やあらゆる場面で人工知能(AI)が活躍している。いよいよ2045年にはAIが人間の知能を超えるというシンギュラリティももう間近に迫っている。AIといえばIBMの「ワトソン」がよく知られている。2006年に開発を開始して、2011年にはアメリカの人気クイズ番組で激戦の末、人間に勝って賞金100万ドルを獲得したことで一躍有名になったAIだ。 そんなワトソンを医療分野に応用しようと、IBMはこれまでに多額の投資を行ってきた。特に力を入れてきたのが、がんの治療に「ワトソン」を役立てようという試みだ。膨大な過去の医療データや論文などをデータベースに格納し、これと実際の患者の医療データを照らし合わせることで、最も適切と思われる治療方針や薬についての情報を医師や患者に提案してくれるシステムとなっている。 何とも素晴らしいAIだが、ここに来て雲行きが怪しくなっている。最近のThe Wall Street Journal よると、「IBMはワトソンの数々のがんプロジェクトを中止または縮小している」とのことだ。「ワトソンのがんへの応用は患者にごく限られた影響しか与えていない」とも。データ不足などいろいろな問題がその背後にはあるようだが、最大の理由は「治療法の進歩が速く、人間の教育係によるワトソンの更新がそれに追いついていない」ということらしい。がんは「(AI)製品の開発に適した分野」にはならないとまで話す医師もいるとか。それほどまでに刻々と進化しているのが、がんの治療法。ワトソンすら追いつけないその進化にはたして私たち人間は追いつくことができるのだろうか?
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員

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