MSコンチン(モルヒネ)-がん性疼痛
- 更新日2023年12月08日
- _がんニュース/がん治療・治療薬情報
MSコンチンはがんの痛みを抑えるための麻薬系鎮痛剤です。古くから強力な鎮痛作用を持つことで知られているモルヒネの徐放性製剤です。1日2回の服用で鎮痛効果が持続します。 モルヒネは眠気、嘔吐、便秘の副作用が出やすいく、中でも便秘はなかなか自然には解消しないため、多くの方が下剤を併用します。 希に呼吸抑制の副作用が起こります。危険な副作用ですから異変があれば医師に伝えましょう。 【薬剤師のコメント】モルヒネの鎮痛効果は強力で、非麻薬性の鎮痛剤が無効だった痛みでも、効果を得られることが多々あります。 モルヒネには依存性があるため、それが心配で使用をためらう方もいるかもしれません。ですが鎮痛目的で決められた量を守っている限り、依存性が問題になるようなことはまずありません。痛みを我慢し続けていることのほうが、体や精神に大きなストレスとなってしまうでしょう。 副作用というほどではなくとも、多少反応が鈍くなるなどの影響は多くの方に起こると思います。車の運転は控えるべきですし、家事や作業で刃物を扱うような場合は注意しなくてはいけません。 麻薬に分類される薬です。どのような理由があっても、家族や知人であっても、譲ってはいけません。 【モノリスからのお知らせ】メール相談をご利用ください がんの痛みが軽減し、MSコンチンを減量できるようになるかもしれません。がんの治療の悩みなどお気軽にご相談ください。
MSコンチンのより詳しい情報はリンク先でご覧になれます。 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 https://www.pmda.go.jp/
【成分名】 モルヒネ 【商品名】 MSコンチン 【効能・効果】 激しい疼痛を伴う各種癌における鎮痛 【警告・注意事項】 喘息などの肺疾患があれば医師に相談してください。重篤な場合は使えません。 細菌性の下痢を起こしている人は使えません。 重い心臓疾患、肝障害がある場合は使えないことがあります。 【副作用発現率】 承認時における安全性評価対象例294例中,副作用は130例(44.2%)に認められました。主なものは,便秘,悪心,嘔吐,口渇,食欲不振,眠気・傾眠,錯乱等です。 再審査終了時における安全性評価対象例2503例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は604例(24.13%)に認められた。主なものは,便秘,悪心,嘔吐,眠気・傾眠等でした。
モノリスのホームページでは専門的な情報もお伝えしています。疑問点は薬剤師などに確認して下さい。 医療用医薬品を自分だけの判断で開始、中止、用量変更すると危険な場合があります。
監修医師 藤沼秀光(医学博士) <藤沼医院 院長、栃木県警察医>
大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。
学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員
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