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PSAの唾液検査で前立腺がんを発見

神奈川歯科大学の研究グループは、唾液を分析して前立腺がんを発見できることをBiomarkers(in press)で発表しました。2011年6月30日開催の第10回バイオテクノロジー国際会議バイオアカデミックフォーラム(東京ビッグサイト)で発表されます。 前立腺の腫瘍マーカーであるPSAは血液中だけでなく唾液中にも含まれています。血中PSA濃度が上昇すると唾液中のPSA濃度も上昇することがわかり、特に前立腺がんの再発を示唆するPSA濃度2.5ng/ml以上の患者さんでは血中PSAと唾液中のPSAには強い相関関係があることがわかりました。 血液検査を唾液検査で代用できることになれば、検査に伴う痛みなどの負担を軽減することができます。 既に広く使われている腫瘍マーカーが、唾液検査に応用できることが分かったことは大きな成果です。早い時期に前立腺がん発見に役立つ唾液検査が世に出てくるかもしれません。がん以外の病気にも応用可能だと考えられ、波及効果が期待されます。 PSA:前立腺から分泌され、精液中に存在している物質です。通常健康な場合では血中にはほとんど存在しませんが、前立腺がんや前立腺肥大症になると血中濃度が上昇してきます。 参考:asahi.com(朝日新聞社) [add_post_attention]
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員