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胃がんのHER2発現は原発巣と転移巣で一致率高い

胃がんの原発巣でHER2の過剰発現がみられるときは、転移巣でもHER2が過剰発現していることが多いことがわかり、6月22日から25日までスペイン・バルセロナで開催された第13回世界消化器癌学会で発表されました。 がん細胞は転移時に、HER2の発現状態を引き継ぐことを示唆しています。 これにより原発巣のHER2発現の有無を調べれば、転移巣に対する治療法を判断することができます。 HER2の過剰発現がみられる胃がんには分子標的薬のハーセプチンが有効とされています。原発巣に効果があるならば、転移巣にもハーセプチンが有効だということです。 HER2(ハーツー):がん遺伝子。増えすぎたり、変異が起こると細胞ががん化しやすくなります。 ハーセプチン(トラスツズマブ):HER2過剰発現がみられる乳がん、胃がんに使われる分子標的薬。 [add_post_attention]
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員