セカンド・オピニオンの役割
- 更新日2018年08月16日
- _お役立ち情報
セカンドオピニオンを受ける際に気をつけること
- 主治医に自分の病名、進行度、治療方針の説明をしっかりと確認する
- 主治医の紹介状、病理検査結果、がんの診断と治療方針の決め手になった画像診断の結果などの資料を持参する
- セカンドオピニオンの内容を必ず最初に診断を受けた主治医に報告すること
主治医から説明をしっかり受ける
患者さんの病状や進行度、そして主治医の治療方針などの説明を十分に受けず、それらの内容を把握しないままセカンドオピニオンを受けても比較・検討することができません。まずは主治医から自分の病名、進行度、治療方針の説明をしっかりと受ける事が必要です。紹介状と検査結果の資料を持参する
セカンドオピニオンを受ける際には、主治医の紹介状と各種検査結果の現物を持参する必要があります。 検査結果に何か欠けているものがある場合、同じ検査を再度受けることになり、時間と費用が無駄になりますし、患者様の負担が増えることもあります。 紹介状や検査データをもらうためには主治医にセカンドオピニオンを受けたい旨を伝える必要がありますが、どうしても主治医に気兼ねして言い出せない場合には、セカンドオピニオンを受ける医師から直接主治医に情報の提供を依頼してもらうという方法も考えられます。 1997年にレセプトの開示が、2005年4月に施行された個人情報保護法によりカルテなど診療記録の開示の権利が保障されるようになりました。 ※詳しくは厚生労働省がまとめました診療情報の提供等に関する指針をご確認下さい。 診療記録の開示を求められた場合に拒否することはできませんし、開示を求めた患者さんに不利益となる行為は禁止されていますので、勇気をもって主治医に話してみてはいかがでしょうか。セカンドオピニオンの内容を主治医に報告する
セカンドオピニオンの内容を最初に診断を受けた主治医に報告することで、セカンドオピニオンに対する主治医の意見を聞く事ができます。患者さんやご家族の方の病気に対する理解も深まり、患者さんが望まれる治療が具体的にイメージできるようになると思います。 どの治療にもメリット・デメリットはありますから、治療に対しても違う意見があって当然です。患者様の希望に沿った治療を行うためにも信頼関係は大切にしてください。関連するお役立ち情報