自分の健康は自分で守る時代がやってきた
- 更新日2019年03月29日
- _その他
いよいよ2025年問題が身近に迫ってきました。2025年とはそう、団塊世代が75歳を迎え、後期高齢者となる年です。この頃には75歳以上の後期高齢者は人口の18%以上、65歳以上の高齢者は30%を超え、日本はまさに今までに経験したことのない超高齢化社会へと突入します。
少子化で人口は減少し、高齢化に伴ってどんどん増える医療費は2025年にはなんと54兆円となり、今より12兆円も増えると予想されています。もはやこれだけの費用を現役世代だけで負担するのは無理というもので、高齢者の医療費負担増は避けられないでしょう。ところが高齢者の頼みの綱である年金は支給開始年齢の引き上げや給付額の減少と、そもそも年金制度自体が崩壊するのではないかという恐れすらあります。また、たとえ病気になっても、病院・医師不足はさらに深刻な状況となり、地方では治療もままならない状態になると予想されます。
このような状況がもう目の前に迫っている今、人生100年時代を生き抜くためには、「健康」でいることの重要性が今まで以上に高まってきます。もちろん努力しても病気になるときにはなるし、遺伝や貧困などによる病気もあります。しかし不摂生を続けて病気になる人に対して日本の財政はもう寛容ではいられなくなっているのです。
「自分の健康は自分で守る」という時代がすぐそこまでやってきています。日常の暮らしぶり、健康に対する意識の高さ、病気にならない体づくりなど、健康でいることが人生の幸福度や充実感を大きく左右するのです。