3月18日は「睡眠の日」
- 更新日2019年03月18日
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「春眠暁を覚えず」ということわざがあるように、何となく眠たくなる春ですが、実は3月18日は「春の睡眠の日」です。「睡眠の日」は春(3月18日)と秋(9月3日)の年に2回あり、平成23年に睡眠健康推進機構(公益財団法人神経研究所)が、睡眠に関する正しい知識の普及・啓発を目的に制定しました。
「春の睡眠の日」は世界睡眠医療協会が3月第3金曜日と定めた「世界睡眠デー(World Sleep Day)」に合わせたものですが、「秋の睡眠の日」は日本独自で、”ぐっ(9)すり(3)”の語呂合わせから9月3日となっています。
ところで日本人の平均睡眠時間はというと、世界的にも短いことで知られています。OECD(経済協力開発機構)が2018年に行った調査の結果によると、1日7.4時間。「結構長いじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は加盟国36カ国中で最下位なのです。フランスの場合は8.6時間、中国は9時間。一番よく寝るのは南アフリカで9.2時間となっています。
また日本人の睡眠時間は年々短くなってきており、慢性的な睡眠不足の国民と言えるのです。その理由は、働きすぎ、通勤時間が長い、スマホ利用が長い、寝不足自慢の国民性など、いろいろな原因が挙げられています。
長期にわたる睡眠不足は心身に大きな影響を与えることも知られています。ストレスの増大、免疫システムの弱化、体重増加、認知機能の障害など様々で、最近ではうつ病との関連も注目されています。
日頃睡眠不足と感じられている方、春爛漫も間近です。いつもよりゆっくりと寝て、健康な日々を過ごしてみてはいかがでしょうか?