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37.2ヶ月 vs 43.3ヶ月

上の数字はアロマシンvsタモキシフェンの生存期間中央値です。従来から使われているタモキシフェンのほうが良い結果を出してしまいました。

アロマシンはアロマターゼ阻害薬と呼ばれ、脂肪細胞でエストロゲンが合成されるのを防ぐ働きを持っています。閉経後乳がんの手術をした後、再発を防ぐ目的で使われます。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は多くの乳がんで、増殖を促す因子となります。閉経前、エストロゲンの大部分は卵巣から分泌されています。閉経により卵巣からの分泌が停止すると、エストロゲンの主な供給元は脂肪組織となります。脂肪組織ではアロマターゼという酵素の働きでアンドロゲン(男性ホルモン)がエストロゲンに変換されています。そのアロマターゼの働きを阻害するのがアロマシンです。

【薬剤師のコメント】アロマシンは脂肪細胞でのエストロゲン合成を防ぎますが、卵巣からエストロゲン分泌は抑えません。ですのでエストロゲンの大部分が卵巣から供給されている閉経前に使用しても、ほとんど意味がありません。

またエストロゲンの影響を受けずに増殖する一部の乳がんでは、やはりアロマシンの効果は期待できません。

モキシフェンとは作用メカニズムが異なるため、血栓症や子宮体がんの誘発などの問題は起こりません。

アロマシン自体はホルモン作用や抗ホルモン作用を持っていませんが、ホルモン療法剤と呼ばれることがあります。

【モノリスからのお知らせ】メール相談をご利用ください
アロマシンの作用を増強し副作用の軽減が期待できます。がんの治療の悩みなどお気軽にご相談ください。


アロマシンのより詳しい情報はリンク先でご覧になれます。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
https://www.info.pmda.go.jp/


【成分名】

エキセメスタン

【商品名】

アロマシン

【効能・効果】

閉経後乳がん

【警告・注意事項】

重度の肝障害・腎障害がある場合は慎重に使います。

閉経前乳がんには使用しません。

 骨粗鬆症、骨折が起こりやすくなるので定期検査が奨められています。

本剤の使用による嗜眠、傾眠、無力(症)及びめまいが報告されており、このような症状がある場合、機械操作や自動車の運転はさせないよう十分注意すること。

【副作用発現率】 →抗がん剤の副作用

日本における試験で、40.0%の人に副作用が認められました。主な副作用は、ほてり16.2%、多汗7.6%、悪心7.6%、高血圧8例7.6%、疲労6.7%です。

海外で実施された臨床試験において、47.5%の人に副作用が認められました。主な副作用は、ほてり14.0%、悪心11.9%、疲労7.7%、多汗5.6%、めまい5.6%です。

 【奏効率】 →用語解説

アロマシンの奏効率-日本および海外
抗腫瘍効果\実施国 日本 米国等 欧州等
奏効率 24.2% 28.1%  23.4% 
長期NCを含む有効率 39.4% 46.9% 47.4% 

※長期NCとは24週に渡ってNC(腫瘍の大きさがあまり変わっていない状態)が持続した症例

【生存期間中央値】 →用語解説
日本を含む25ヶ国による試験。閉経後の転移性乳がん生存期間中央値。

閉経後の転移性乳がん生存期間中央値 
  生存期間中央値
アロマシン  37.2ヶ月 
タモキシフェン  43.3ヶ月 

従来の治療薬タモキシフェンよりも悪い成績です。(有意差は無し)


モノリスのホームページでは専門的な情報もお伝えしています。疑問点は薬剤師などに確認して下さい。
医療用医薬品を自分だけの判断で開始、中止、用量変更すると危険な場合があります。


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