癌(がん)と免疫の関係

このページでは免疫との関わりが深い病気である<癌>と<免疫>の関係を皆様にご理解いただきたいと思います。

免疫と癌の関係

1.免疫とは

私たち人間や犬・猫などの動物は普段生活をするなかで絶えずウイルスや細菌などに接していますが、病気にならず健康に過ごすことができるているのは何故でしょうか。

それはウイルスや細菌など私たちの<敵>と常に闘って私たちの身体を守るため<免疫>が働いているからです。

<免疫>は常に私たち自身(自己)と自分以外のもの(非自己)を見分けています。

外から体内に入ってきたウイルスや細菌、身体に害を与える毒物、体内で発生した癌細胞などを異物と判断すると<免疫>がこれら異物を攻撃し身体から排除しようとします。

もし<免疫>がなければ私たちは恒常性を維持することができません。さまざまな病気や体調不良に<免疫>は関係しています。

<免疫>は「自然免疫」と「獲得免疫」という二段構えで<敵>から私たちの身体を守っています。

2.自然免疫とは

「自然免疫」は第一段階の防衛システムで、私たち人間や犬・猫などの哺乳類、鳥類や魚類、両生類、爬虫類、そして植物や菌類、昆虫などにも備わっている免疫機能です。

「自然免疫」は体内を常にパトロールし、異物(非自己)を見つけると素早く攻撃を仕掛けます。

また「自然免疫」は、異物に攻撃するだけではなく、パトロール中に見つけた異物(非自己)の情報を「獲得免疫」に伝達する役割もあります。

「自然免疫」は細菌やウイルスに限らず、自らの体内から発生した癌細胞なども異物と判断し無差別に攻撃を仕掛けます。これを非特異的免疫反応といいます。「自然免疫」は素早く無差別に異物(非自己)に攻撃を仕掛けますが、攻撃力はあまり強くありません。