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乳がん再発すると 3分の1はタイプが変化

2011年9月27日 朝日新聞に「乳がん再発すると 3分の1はタイプが変化」との報道がされました。 スウェーデンのカロリンスカ研究所が26日、欧州集学的がん学会で発表したそうです。 乳がんの増殖にかかわる因子には主に、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2があります。 ホルモン受容体陽性のタイプではホルモン療法が効き、HER2タンパク陽性のタイプでは抗がん剤のハーセプチンが効きますが、トリプルネガティブと言われる乳がんはいずれもが効かないタイプの乳がんです。 今回の報道によれば、乳がん患者の3人に1人は初診時と再発時とでがんのタイプが変化していることが分かったというものです。 通常、がんの組織を調べる検査は乳癌の診断時には行われますが、再発時には行われないことが多いためがんのタイプが異なっていた場合には、「効果が期待できない」治療を受けている患者さんが相当数いる可能性があることを指摘しています。 今後は診断時だけでなく、再発時にも組織診が必要になるかもしれません。
監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員