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膵臓がん(膵臓癌)の克服・共存を目指して

膵臓がん(膵臓癌)は発見しにくく難治性のがん

2009年の部位別がん死亡数で、男性14094人、女性12697人、男女合計では26791人もの人が膵臓がん(膵臓癌)で亡くなっています。

ちなみに、2009年にがんで死亡した人は男性20万6352人、女性13万7753人、合計34万4105人です。

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2009年 部位別がん死亡数は以下の通りです

死亡数の多い部位-男性 死亡数の多い部位-女性
  1. 肺がん(49035人)
  2. 胃がん(32776人)
  3. 大腸がん[結腸癌+直腸癌](22965人)
  4. 肝臓がん(21637人)
  5. 膵臓がん(14094人)
  6. 前立腺がん(10036人)
  7. 食道がん(9908人)
  8. 胆道がん[胆管癌+胆嚢癌](8598人)
  9. 悪性リンパ腫(4294人)
  10. 白血病(4765人)
  1. 大腸がん[結腸癌+直腸癌](19835人)
  2. 肺がん(18548人)
  3. 胃がん(17241人)
  4. 膵臓がん(12697人)
  5. 乳がん(11918人)
  6. 肝臓がん(11088人)
  7. 胆道がん[胆管癌+胆嚢癌](9001人)
  8. 子宮がん[頸癌+体癌](5524人)
  9. 卵巣がん(4603人)
  10. 悪性リンパ腫(4294人)
  11. 白血病(3131人)
  12. 食道がん(1805人)

癌治療では「5年生存率」という言葉を良く耳にします。
治療開始してから5年間、生存しているかどうか(転移していても生存していればカウントされる)という意味ですが、5年前にさかのぼって癌の罹患数は下記の通りになります。

2005年 部位別がん罹患数は以下の通りです

罹患数の多い部位-男性 罹患数の多い部位-女性
  1. 胃がん(80102人)
  2. 大腸がん[結腸癌+直腸癌](59900人)
  3. 肺がん(58264人)
  4. 前立腺がん(42997人)
  5. 肝臓がん(28729人)
  6. 食道がん(14818人)
  7. 膵臓がん(13108人)
  8. 悪性リンパ腫(9667人)
  9. 胆道がん[胆管癌+胆嚢癌](9237人)
  10. 白血病(5200人)
  1. 乳がん(50695人)
  2. 大腸がん[結腸癌+直腸癌](44834人)
  3. 胃がん(37035人)
  4. 子宮がん[頸癌+体癌](25726人)
  5. 肺がん(25617人)
  6. 肝臓がん(13465人)
  7. 膵臓がん(11691人)
  8. 胆道がん[胆管癌+胆嚢癌](9399人)
  9. 卵巣がん(8304人)
  10. 悪性リンパ腫(7324人)
  11. 白血病(3832人)
  12. 食道がん(2678人)

参考資料:国立がん研究センターがん対策情報センター(人口動態統計より作成)

膵臓癌の罹患数は2005年に男性13108人、女性11691人でしたが、5年後の2009年には男性14094人、女性12697人の方が無くなられているのです。罹患数よりも死亡数の方が多いのは、この間に新たに膵臓がんになった方も亡くなるケースが多いためです。

この数値を見ても膵臓がんが治りにくい癌だということをご理解いただけるかと思います。

 

膵臓がん(膵臓癌)治療の問題点

膵臓がん(膵臓癌)治療においては、主に外科的手術と放射線治療、そして化学療法(抗がん剤治療)などの治療が柱となります。

膵臓は体の中心部にあるため会社や自治体が行う健康診断では発見しずらいこと、膵臓がんは極めて進行が早くあっという間に浸潤したり転移してしまうことなどから、早期発見は困難な状況が続いています。稀に早期発見され、早期に治療ができた場合には膵臓がんを克服することもできますが、手術後の再発率が極めて高率なため、たとえ根治手術ができても1年以内に再発・転移してしまうケースが後を絶ちません。

発見時既に遠くのリンパ節や肝臓転移、腹膜転移(腹膜播種)、骨転移、肺転移、脳転移などをきたし、手術ができない状態で発見されることも珍しくありません。

手術適応が無い場合は、主に抗がん剤治療を行うことがすすめられますが、抗がん剤治療は膵臓がんを治すための治療ではなく、一時的に症状を緩和したりあるいは一時的に癌を縮小させるための治療であり、抗がん剤治療だけで膵臓がんを克服することは難しいと言えます。

そのため再発・転移した膵臓がん(膵臓癌)を克服することは難しいと考えられています。

膵臓がんの治療で大切なのは、できるだけ早期に発見をすることと、手術で癌を取りきることになります。

そして手術後「癌は取りきれたから安心です」「今までどおりの生活に戻っても大丈夫です」という言葉をそのまま受け取るのではなく、癌にとって居心地の悪い体内環境を構築していくことが大切です。

膵癌全国登録調査報告による治療法別の生存率によれば1年生存率は、癌を確認できる範囲で全て取りきれた根治術後の50%、一部切除に終わった姑息手術では13.7%、切除できなかったケースでは9.5%となっています。

1年生存率が上記の数値ですから5年生存率は極めて悪い状況にあるのです。

しかし、膵臓がんを克服し、5年、10年と元気に楽しく笑顔にあふれた生活を送っている方も少なからずいらっしゃいます。

手術や抗がん剤治療だけに頼るのではなく、根本的に膵臓癌を作ってしまった原因がどこにあるのか見直し、改められる所を改めて癌が成長しにくい体内環境を構築することが膵臓癌克服には必要と思います。モノリスでは膵臓癌克服のお手伝いをするため様々な情報を持っています。お気軽にご相談ください。

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膵臓がん(膵臓癌)の検査

超音波内視鏡検査(EUS)

EUSは胃・十二指腸用の内視鏡の先端に超音波を発生する装置を付け、胃や十二指腸から超音波検査を行う検査です。

身体の表面から行う超音波検査と比較すると、腸管内の空気や腹壁・腹腔内の脂肪などによる妨げがないため膵臓全体を検査する事ができ、また、小さなすい臓がん(膵臓癌)の診断においても有用です。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP検査)

ERCP検査は十二指腸内視鏡を口から入れて十二指腸まで送りこみ、この内視鏡を通じてカテーテルという細い管を胆管に入れて膵管まで通し、ここから胆管に造影剤を注入して胆管と膵管やその枝分かれした部分のX線画像を撮影する検査です。

ERCPの際に膵液や胆汁を直接採取して細胞診断を行い、すい臓がん(膵臓癌)であることの確定診断を行います。

MRCPの検査よりも鮮明な画像を得ることができますが、膵炎などの合併症が起こる可能性が数%程度あることや技術的に難しい検査であることなどの理由から最近ではMRCP検査の方が多く行われるようになってきました。

磁気共鳴胆管膵管造影(MRCP検査)

MRCP検査はMRI検査(核磁気共鳴画像検査)を応用した検査です。

MRCP検査は膵管像や胆管像を構築する事ができ、CT検査と違ってX線の被爆がないことや造影剤を胆管や膵管(すいかん)に直接注入する必要がないなど患者さんへの負担が少ないことが大きな利点になります。胆管と膵管の造影ができ狭窄や閉塞などの症状がでていれば見つけることができます。

腹部CT検査

CT検査は膵臓がんと周りの臓器の位置関係、周辺臓器への浸潤の有無、リンパ節腫大、肝転移や肺転移、胸水、腹水の有無などを見ることができます。CT検査には造影剤と呼ばれる薬を注入して撮影する造影CTと造影剤を使用しない単純CTとがあります。造影剤を用いるとコントラストが強調され病変が明確に検出できるなどメリットがありますが、アレルギーを持つ方や喘息、腎機能障害等がある場合は造影剤を用いず検査します。

腹部MRI検査

MRI検査は強い磁場をかけて体の中の状態を調べる検査です。微小肝転移の診断やリンパ節転移の診断能に優れた検査です。

PET検査

PET検査はがん細胞が正常な細胞よりも活動性が高く、栄養となるブドウ糖を正常細胞よりも数倍取り込む性質を利用した検査で、がん細胞があれば、その部分に注入した薬剤(ブドウ糖に放射性物質を合成したもの)が集まります。

一度の検査で全身のがん検査が可能ですが、検査費用が高く頻繁に検査ができないという欠点もあります。また、PET検査だけでは膵臓がん(膵臓癌)を正確に診断することはできませんので、他の検査との併用が必要です。

腫瘍マーカー

膵臓がん(膵臓癌)の腫瘍マーカーとしては主にCA19-9、DUPAN-2、Span-1、エラスターゼ1などが使われます。膵臓がん(膵臓癌)では腫瘍マーカーの数値を調べることで手術後の取り残しがないか、抗がん剤や放射線治療の効果があったか、再発の兆候がないかなどをおおよその目安として判断することができます。

ただし、腫瘍マーカーは偽陽性を示したり、早期では陽性にならないことはしばしばありますし、進行膵臓がんでも陽性にならないこともあります。また他の癌でもマーカー値が上昇することもありますので腫瘍マーカーだけでは膵臓がんを特定することはできません。

その他の検査

骨への転移が疑われるときには骨シンチグラフィーを行うことがあります。また脳への転移が疑われる場合には脳のMRI検査を行うことがあります。

検査を受ける際に大切なこと

検査を受ける目的が不明な場合には医師に目的を確認してください。また、検査結果を確認する際には、聞くだけでなく、メモを取ったり録音をするなどして後で再確認できるようにしておくことが大切です。検査結果を聞いているときには理解したつもりでも冷静さを失ってしまっていたり、うろ覚えではっきり分からなかったりすることは良くあります。

病状を正しく把握することが治療の第一歩です。

膵臓癌の検査を控えている方、検査結果を知って不安がある方、血液検査の見方が分からない方、どんなことでも結構です。ご相談お待ちしております。

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膵臓がん(膵臓癌)の治療

膵臓癌の治療

膵臓癌の治療は主に手術療法(外科手術)、放射線療法、化学療法(抗がん剤治療)があります。

膵臓癌は放射線や抗がん剤治療の反応があまり良くないため、手術適応のある早期の膵臓癌では、出来る限り外科手術が優先されます。
しかし、癌の場所が悪かったり、癌が進行していたりして手術適応が無い時には放射線治療や抗がん剤治療を行うことになります。

脳に転移した場合には抗がん剤が効かないため、放射線治療が優先されます。また骨転移のため痛みが強い場合には痛み軽減のために放射線治療を行うこともあります。

抗がん剤治療は単剤で行う場合と、複数種類の抗がん剤を組み合わせて使う場合があります。

膵臓がん(膵臓癌)が早期がんでも、悪性度が高く転移しやすいため手術後短期間で再発・転移してしまうことが少なくありません。
手術後には必要に応じて補助化学療法といって再発・転移を予防する目的で抗がん剤治療を行います。

一般に膵臓がんは抗がん剤の反応が宜しくありません。一時的に癌が縮小したり、あるいは画像上では確認できないレベルまでなることもありますが薬剤耐性のためしばらくすると癌は再び大きくなってしまいます。こうなると同じ抗がん剤は効かないため種類を変えて治療を続けていくことになります。

抗がん剤としてはジェムザール、TS-1が使われることが多いようです。ジェムザール+シスプラチンを行うこともあります。そしてタルセバという新しいタイプの抗がん剤(分子標的薬)が2011年に適応となりました。

膵臓癌治療を行っているみなさまへ

膵臓癌の治療に行き詰まり感を持っている方、相乗効果を期待したい方、余命宣告を受けた方、その他お悩みをお持ちのかた、モノリスにはさまざまな方からご相談を頂きます。

例えば

  • がんと診断されこれから手術を控えている方
  • 癌の手術後で再発・転移のリスクを抑えたい方
  • 抗がん剤や放射線治療中で副作用を軽減したい方
  • 一通り治療を行ったが効果が実感できなかった方
  • 余命宣告を受けてしまったが、諦めていない方
  • 人間の尊厳を大切にいきいきとした時間を過ごしたいと考えている方
  • とにかく満足のいく有意義な時を過ごしたいと考えている方

ひとつでも当てはまる方はぜひモノリス(TEL:048-474-0884)にお電話ください。

皆様、最初は不安がっていますが、お電話でいろいろとお話しをさせていただくと気持ちも落ち着き、前向きに病気と闘っていく気持ちを持っていただけます。
医師任せにせずご自身たちで出来ることに取り組み、有意義な時間を過ごせるようになる方が多いようです。

膵臓癌と診断されて、どうすればよいか戸惑っている方、余命宣告を受けて頭が真っ白になってしまっている方、一度私たちと話をしてみませんか。お気軽にご相談ください。

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膵臓がん(膵臓癌)を克服するために

膵臓がん(膵臓癌)を克服するには、膵臓がん(膵臓癌)になってしまった原因を知る必要がありますし、膵臓がん(膵臓癌)が再発しにくい体内環境を作ることも必要です。さらには治療中、治療後の生活の質を保ち精神的にも肉体的にも安定した豊かな人生・満足度の高い人生にすることがとても大切ではないかと思います。

いわゆる西洋医学の最先端の治療を行っている大学病院やがんセンターなどの大きな病院で「治療法は無い」と告知をされた患者さんでも、西洋医学以外に目を向ければ治療の選択肢はありますし、生活の質を保つ、あるいは向上させる術はいくつも残されています。

モノリスでは、がん患者様の今までの食生活をはじめとする生活習慣の見直し、ストレスの対処、モノの考え方などの見直し、がん患者さんやご家族の方が主体的にがん治療を受けることや死生観を持つことで患者さんらしさを取り戻して頂くことの大切さを、ともに考えていきます。

「転移したがんは治らない」「余命宣告を受けてしまったからもうダメだ」「治療を受けなければがんは進行してしまう」などなど、癌に対する悪い思い込みは捨てて、「転移癌でも治っている人はいる」「余命宣告なんて自分には関係ない」「癌とは共生・共存できる」と前向きになっていただければと思います。

どんなことでも結構です。ご相談お待ちしております。

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監修医師 藤沼秀光(医学博士)  <藤沼医院 院長、栃木県警察医> 

監修医師 藤沼秀光(医学博士)

大学病院で研究、診療に従事したあと、藤沼医院にて統合医療に専念。学生時代より、病気は悪玉ではなく心と体のクリーニング現象(清浄化現象)であると捉え、その存在意義を追求するための研究・検証を行っている。’91年よりデトックス療法を開始、その後、魂と病気/心と病気、量子エネルギー測定等、未開発の先進医学に興味をもって取り組んでいる。日常診療では清浄化現象に適う、自然な医療を実践し、ガン・アトピー・リウマチ等の代替医療も手がけ研究会、学会、講演、TVで活躍し、遠く他県からの来院も少なくない。

学歴:昭和54年 3月 獨協医科大学医学部卒業/平成 2年 3月 医学博士号取得
所属学会:日本臨床生理学会 評議員/日本循環器学会 地方会評議員